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適齢期。 といっても、結婚適齢期ではなく。 旅の適齢期。 遅れたホワイトデーのプレゼントを先日もらった。 ずっと買おうか迷っていた本を ダンナがプレゼントしてくれたのです* 沢木耕太郎さんの「旅する力」 深夜特急の最終便。 深夜特急と揃えるために文庫化まで待とうか でも、読みたい!と葛藤していた本です。 ダンナがプレゼントしてくれて もう嬉しくて嬉しくて。 娘のお昼寝中、夜寝る前の少しの時間。 一気に読んでしまうのが なんだかもったいなくって 少しずつ少しずつ読み進めていたのだけど 一昨日、全て読み終えてしまいました。 心に残る文章は沢山あったのだけど 適齢期について書かれていた文章を。 旅をすることは何かを得ると同時に 何かを失うことでもあると言ったことがある。 しかし、年を取ってからの旅は、 大事なものを失わないかわりに 決定的なものを得ることもないように思えるのだ。 二十代を適齢期とする旅は、やはり二十代でしかできないのだ。 五十代になって二十代の旅をしようとしてもできない。 残念ながらできなくなっている。 だからこそ、その年代にふさわしい旅は その年代のときにしておいた方がいいと思うのだ。 確かに。 好奇心の塊で、アンテナをいっぱいはって・・・。 というのは、若くて一人旅だったからこそ 毎日出来たことなのだろうな。 今だったら・・・。 歩き回る体力は何とかなるかもしれないけれど 毎日、何かを吸収する気持ちのモチベーションを 保ち続けるのは無理かもしれないな。 自分の興味の向くことだけに ズンズンと向かって行くことしかしないような気もするし。 私にとって二十代の旅とは。 一人旅。 自分と向き合う旅。 心のお洗濯の旅。 自分の為の旅だった。 三十代の今、今現在の旅とは・・・? 一人旅をしたいけれど、したい気持ちだけで 絶対に出来なくなっている。 自分より大切なダンナと娘がいるから。 失えないものを持ってしまったから。 それに、ダンナと旅をしたことによって 誰かと一緒に旅をする楽しさと喜びを知ってしまったからね。 三十代からの旅は、誰かと一緒の旅。 しばらくの間は、家族水入らずの旅が続くはず。 旅を通じて、娘の成長を感じ 家族の絆も強くなっていくであろうし 家族の成長の歴史の1ツールになるものかもしれない。 四十代、五十代・・・ この先の私の旅がどのように変化していくか? それも楽しみ。 そうね、五十代になったら 娘と旅をすることが、私の旅のスタイルの1つになったら 本当に嬉しいな。 「その年代にふさわしい旅」 きっと、旅も自分を映す鏡なんだね。
by naco-p
| 2009-04-22 14:49
| 旅。
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